学生さんと話しててよく聞かれるテーマの一つがこれ。
「なぜコンサルを志望しましたか?」
僕の場合はこの2つでした。①年功序列の会社が嫌だった。②特にやりたいことがなかった。否定的な理由ですね汗。面接向けの言い方をすると①若手からチャレンジできる環境で働きたかった。②特定の業界だけへの興味があるわけではないので、幅広い業界・業種の人と仕事がしたかった。少しそれっぽくなりましたか?笑
今回の記事ではこの2つの理由をそれぞれ掘り下げた上で、実際に働いてみてどうなの、というところまで実体験を話したいと思います。
若手からチャレンジできる環境
僕も学生時代色々な会社の人にあってきました。日系・外資問わずメーカー、金融、商社、コンサルと色々みてきました。みてきて思ったことは、日本の会社は年功序列が激しいなと。なので、下積みの時代が長そうな日系の事業会社で働くよりも、なんでもチャレンジができそうなコンサルが魅力に感じました。
実際、僕は新卒入社後、初アサインのプロジェクトで、アサイン後2か月でお客さんの課長さんに対するプレゼンを任されました。4か月後には上司が同行するのをやめ、完全に自由に仕事をすることができました。当然、プロジェクトの状況、上司の性格、自分自身の実力等々色々な要素によってかわりますが、これくらいのスピード感で仕事を任されるのです。そうやっていち早く上のランクの仕事を奪い、ランクアップを目指す世界です。
一方で事業会社は、年功序列の印象がぬぐい切れません。コンサル入社4年目で入ったプロジェクトでこんなことがありました。僕はあるチームをリードする立場で、お客さんの課長や部長に対してプレゼンをする毎日でした。一方、その時にクライアント先の同年代の社員さんは発言は許されない立場で会議では必死にメモをとっていました。
また、日系企業に就職した学生時代の友人に今でも会う機会がありますが、彼らは毎年会社が敷いたレールに従って、みんなで少しづつ出世します。評価も若いころは特に差がでない、多少の差が出たとしてもボーナスや給与へのインパクトはほとんどない。コンサルの場合、できる人はさくさく出世します。20代でマネージャーになる人もそれなりにいますが、反対に30代後半になってもマネージャーになれない人もいます。ボーナスも20代後半だと、評価の良し悪しで数百万開くような世界なのです。
幅広い業界・業種の人と仕事ができる
例えば自動車業界に興味があるのであれば、自動車メーカーに行けばいいですよね。僕は就活の時、色々な業界をみましたが、どうにもこうにも気に入った業界が見つからなかった。どれもこれも面白そうだけど、反面40年の間どっぷりつかれる自信もありませんでした。そんな時、コンサル会社の説明会で、「コンサルならば幅広い業界の会社をサポートしている」ときいたこともコンサルに興味をもったきっかけでした。実際のところどうなのでしょうか?
その答えに行き着く前にまず前提として一般的なコンサルの部門の説明をしておきます。所謂総合コンサルと呼ばれる会社はどこもこのような部門構成です。
①Industry部門
端的にいうと、「どの業界を支援しますか?」という軸で切った部門です。自動車、航空、金融、製薬、小売、建設、等々の代表的な業界単位で部門がきられています。
②Competency部門
こちらは、「どのようなコンサルティングサービスを提供しますか?」という軸で切った部門です。M&A、人事、サプライチェーン、戦略、テクノロジー等々、コンサルサービスの種類毎に部門がわかれています。
つまり、①の部門に所属していれば、業界は固定、提供するコンサルティングサービスは無限です。例えば、自動車部門に所属していれば、お客さんは常に自動車業界だけど、プロジェクトごとに戦略立案だったり、テクノロジー導入だったり、サプライチェーン変革だったりと変化するわけです。反対に②の部門に所属していれば、提供するコンサルティングサービスが固定、業界は何でもありです。なので、M&Aのチームにいるコンサルタントは、業界は色々経験するけれども、プロジェクトはすべてM&A絡みになるということです。
ここまで説明してようやく元々の問いに答えることができますね。そう、「コンサルは色々な業界の人と仕事ができますか?」Competency系の部門であればYes、Industry系の部門であれば業界は固定になるので、Noですかね。ただ、同じ業界だとしても会社は色々変わるので、一つの会社に固定というわけではありません。
僕の場合は前職ではCompetency系のテクノロジー部門にいたので、その時は色々な業界の会社をみていました。反対に、転職後の現職ではIndustry系の製造業向け部門にいるので、業界は固定(といいつつ広いので色々あります)、様々なCompetencyのプロジェクトを経験しています。(所謂戦略案件もあれば、業務改善やシステム導入も)
まとめ
僕がコンサルに就職を決めた理由は①若手からチャレンジできる環境であること、②様々な業界・業種の人と仕事ができること、でしたが、実際に働いてみると①はまさにその通り、②はCompetency系ならその通り、Industry系の部門の場合にはある程度業界が絞られるものの、様々な会社をみることができるのは事実、といったところでしょうか。
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