【外資コンサル就活術】コンサルファームの新卒採用におけるインターン


スポンサーリンク

コンサルティングファームのインターンは選考に直結するというのはよく聞く話かと思います。今回の記事では、コンサルティングファームで実施されるインターンを類型化した上でそれぞれの具体的な内容を解説していきたいと思います。

One dayインターン

こちらはどの会社でも行っているオーソドックスなものかと思います。時間が限られているので内容も限定的ですが、会社説明・業界説明を行った上で、簡単なグループワークを行い、コンサルタントの仕事の一端を体感してもらうことが目的です。

<代表的なタイムテーブル>
9:00-11:00 会社説明会
11:00-12:00 社員座談会
12:00-13:00 ランチ
13:00-16:00 グループワーク
16:00-17:00 ワーク解説・総括

1日に中身が凝縮されているので効率よく業界研究ができる点はメリットですが、短すぎるが故に結局中身がよくわからないまま終わってしまう学生さんもいる印象です。

また、One dayの場合には選考に直結することはあまりなく、説明会の最後に今後の選考の流れの説明があり、その説明に従って本選考に応募するのが一般的です。(ファームによっては、目立つ学生をピックアップして優先的に選考プロセスを進めるようなケースもありますが、どちらかというとOne dayの場合には選考よりも説明に重きを置いているのが特徴です。)

1 Week インターン

戦略ファームや総合ファームの一部で実施しているのが1 Weekインターンです。こちらは、採用に直結することが多く、早い時期に就活を開始される学生の方はこの1 Weekインターンからの採用を狙っていると思います。

5日間あるので、会社説明会の要素も含みつつ、メインはコンサルのプロジェクトを体験してもらい、その様子をコンサルタントがみて評価を下します。

<代表的なタイムテーブル>
Day 1 AM: 会社説明会、ワークの説明
Day 1 PM: ワーク開始
Day 2~4: ワーク(毎日1時間程度、グループ担当コンサルのレビュー)
Day 5 AM: ワーク終了
Day 5 PM: プレゼンテーション、評価結果フィードバック、懇親会

ここで言っているワークというのはファームにもよりますが、実際にコンサルタントが過去に扱ったプロジェクト事例をベースにお題を設定し、そのお題をインターン生5名程度のグループで1週間かけて取り組みます。

<ワークのテーマ例>
・小売店A社の新規出店戦略の立案
・製造業B社の海外進出戦略の立案
・金融業C社のコスト削減施策の提案


当然、コンサルタントとしての経験がないインターン生だけでのチーム編成のため、右も左もわからない状態で取り組むことで色々な面が見えてきます。担当のコンサルタントはインターン生とのレビュー会で適宜軌道修正を行いつつ、それぞれのインターン生のチームにおける役割や人間性、仕事の進め方等を見極めて次の選考に進める学生を選んでいます。

コンサルティングファームでプロジェクトに取り組む場合にも期間・メンバ構成こそ変われど同様に仕事を進めていくので、疑似的なプロジェクトでどのように立ち振る舞うかは大きな判断材料になるのです。
(面接だけで評価するよりもインターンを通して評価をする方が、精度の高い採用ができます。とはいえ、インターン生を受け入れるキャパシティにも限度があるので、なかなか難しいのですが・・・)

学生の皆さんにとっても、単なる説明としてコンサルタントの仕事内容を聞くだけでなく、実際にプロジェクトの体験をできるという意味においては、業務のイメージがより具体的なものになるいい機会なのでしょうか。

一般的にはインターン選考を通過すれば後は役員面接のみというケースが多いので、インターンを通過できれば大きな自信になるでしょう。

まとめ

  • コンサルファームでは1 Day インターンと1 Week インターンを開催している
  • 1 Day インターンは会社説明会の要素が強く、採用にはあまり直結しない
  • 1 Week インターンは実際のプロジェクトに模擬的に取り組むワークを実施するため、コンサルタントの仕事内容を体感できる。また、担当コンサルタントがインターン生のワークの取組み方を評価し、高評価を得ることができれば採用に直結する

スポンサーリンク