コンサルティングファームのトレーニング制度


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コンサルタントとして活躍するためには、業界知識を蓄え・英語力を身につけ・コンサルスキル(ドキュメンテーション・プレゼンテーション・ファシリテーション等)を磨く必要があります。それらのスキルをコンサルタントはどのように身につけるのでしょうか?

  1. 社内トレーニング
  2. OJT(プロジェクトにおける実地訓練)
  3. その他(自主的に本を読んだり、スクールに通ったり等)

今回の記事では上記の①の具体的な中身を解説していきます。

新卒研修は豊富なメニューで比較的時間をかけて行う

まず、コンサルティングファームに新卒で入社した場合、ファームにより差はあれど、比較的長期間の新卒トレーニングを受けることができます。期間は1~3ヵ月程度でしょうか。一般的にはこのようなメニューのトレーニングです。

  • コンサル基礎スキルのトレーニング
    • コンサルタントとしての「考え方を身につけるための」研修
      • ロジカルシンキング・構造化する力等 
    • コンサルタントとして「成果物を作成するための」研修
      • エクセル・ワード・パワーポイント等
    • コンサルタントとして「話せるための」研修
      • プレゼンテーション・ファシリテーション等
    • その他基礎スキルの研修
      • 英語力強化
      • システム関連知識の習得(ファーム・部門次第)
  • プロジェクト実地演習
    • プロジェクトの事例紹介
    • プロジェクトの模擬演習

盛りだくさんですね。研修期間は新入社員は当然給与をもらうことができますが、プロジェクトには参画していないため、クライアントに対する売上に貢献することはできません。完全にコストですね。それでもこれほどの期間を研修にかけるのは、人材を資産として捉えており、多額のコストをかけてでも成長するためのサポートしたいという気持ちのあらわれです。

特にプロジェクトの模擬演習は、研修期間最後のイベントとして実際の過去プロジェクトのテーマを扱い、新人5名程度のチームを組んで1週間ほどの短期間で取り組みます。今までに学んだ内容をより実践に近い形で試すことができる研修です。新人の方にとっては、コンサルの仕事をようやく実感できる瞬間なのかもしれません。

中途採用の研修は短期間、あくまでも即戦力が前提

新卒採用者に対するトレーニングがかなり手厚いことに対し、中途採用者向けの研修は一般的に1~2週間程度と極めて短期間です。これは中途採用者は即戦力であることが前提のため、社内制度の簡単な説明のみで1日でも早くお金を稼ぐためにプロジェクトで活躍してほしいと期待されているからです。

社内トレーニングは随時豊富なメニューで開催されている

中途採用者向けの一律のトレーニングの期間は限られているものの、コンサルティングファームであれば社内トレーニングは豊富に開催されています。座学形式の研修やe-Learning等、様々なテーマでのトレーニングが開催されているので、自分のスキルや知識に不安がある場合には、プロジェクトの上司に相談の上でこうしたトレーニングに参加することができます。ファームによってはハーバード大学で学べる内容がe-Learningのコーストとして受講できますし、やる気次第で無数のトレーニングに参加できるのです。

社内DBで過去案件の成果物も閲覧可能

また、コンサルティングファームで実際に過去に遂行したプロジェクトの成果物も知識の宝庫です。当然、一般の書籍や研修では明かされない内容を、社内の人間であれば指定の社内Webサイトやフォルダにアクセスして確認できるケースも多いと聞きます。僕も、新規のトピックのプロジェクトに参画する際には、類似のテーマの過去案件資料や、該当クライアントに対して過去に提供したプロジェクトの資料を確認します。こうした成果物からは、知識面で勉強になることはもちろんのこと、成果物作成におけるTipsも学ぶことができるので非常に参考になりますよ。

まとめ

  • 新卒者向けのトレーニングはメニューが豊富、プロジェクトで活躍するための基礎スキルを一定期間かけて学ぶ
  • 中途採用者向けのトレーニングはほぼ皆無、即戦力として1日でも早くプロジェクトで活躍することを期待
  • ただし、受講可能なトレーニングは豊富に開催されており、自分の意志で参加可能
  • 過去案件の成果物は社内メンバであれば閲覧可能、知識やスキルを学ぶ近道

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