【外資コンサルタントの働き方】シニアスタッフの1週間


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前回のジュニアスタッフ編に引き続き、今回はコンサルティングファームのシニアスタッフ(シニアコンサルタント/シニアアソシエイト/シニアアナリスト)の1週間の過ごし方について解説していきたいと思います。

シニアスタッフレベルのコンサルタントの役割

シニアスタッフレベル(シニアコンサルタント/シニアアソシエイト/シニアアナリスト)になると、プロジェクトの中心となりチームメンバーを引っ張り、ジュニアスタッフの資料レビュー、クライアントへのプレゼンテーション等も担っていくこととなります。また、ファームやプロジェクトにもよりますが、複数プロジェクトを掛け持ちでこなすような場面も増えてくるので、頭を短期間で切り替えてマルチタスクをこなせるとよいでしょう。

【外資コンサルタントの働き方】シニアスタッフの1週間

こちらが、シニアスタッフ(シニアコンサルタント/シニアアソシエイト/シニアアナリスト)のBさんのある1週間の過ごし方です。

 コンサルシニアスタッフの1週間の過ごし方
<コンサルシニアスタッフの1週間の過ごし方例>

◆アサインされているプロジェクト
プロジェクトA
・3ヵ月間の戦略立案プロジェクト(大手製造業X社の中期経営計画の策定支援)
・プロジェクトメンバはアナリスト、シニアスタッフBさん、マネージャの3名
プロジェクトB
・半年間の業務改革プロジェクト(官公庁の業務改善によるコスト削減支援)
・プロジェクトメンバはアナリスト2名、シニアスタッフBさん、マネージャの4名
プロジェクトC
・3ヵ月間の戦略立案プロジェクト(大手製造業Y社の米国市場におけるマーケティング戦略策定支援)
・プロジェクトメンバはアナリスト、シニアスタッフBさん、マネージャの3名

Bさんは、プロジェクト3つを掛け持ちしており、このためにクライアントとの会議がそれぞれのプロジェクトで週に1回ずつ、合計3回組まれています。ジュニアスタッフが作成してくる資料をレビューし、チームとしての品質を担保してクライアントに成果物を提供する役割を担っています。上司であるマネージャとは必要に応じてディスカッションを行い、大きな手戻りがないようにプロジェクトを進めることが大切です。

月曜日:
午前中はプロジェクトA、Bそれぞれのスタッフが作成してきた資料をレビュー、必要なフィードバックを行います。ランチ後、プロジェクトCのクライアント会議に挑み、プレゼンターとしての役目を務めます。次週までにやるべきことをクライアントとも合意したので、貴社後スタッフに指示を出してこの日の業務は終えて帰宅します。

火曜日:
この日も月曜日同様に午前中にプロジェクトA、Bの資料レビューを行います。翌日にクライアントミーティングを控えるプロジェクトAの資料はほぼ仕上がり、夕方のマネージャーレビューを経て最終化が完了します。また、この日は新卒の採用面接も担当、頭を切り替えて学生と向き合います。業務後は部門の懇親会に参加、久々に部門メンバの多くが集まり、話が花が咲きます。

水曜日:
クライアントAは大阪にあるため、この日は早起きをして新幹線で大阪へ。作戦会議兼早目のランチの後はクライアントとのミーティングを行います。クライアントミーティング後には東京で作業をしているプロジェクトB、Cのスタッフと電話で資料レビューを実施、夕方の新幹線で自宅に直帰します。

木曜日:
進捗が芳しくないプロジェクトBの資料作成をこの日はサポートします。マネージャーレビューを経て直すべき点を握った上で午後は時間を割いてパワーポイント作成。なんとか夕方には翌日のクライアント会議に向けた資料が完成します。また、この日はプロジェクトCのタスクである米国市場の有識者インタビューを電話で行いました。

金曜日:
午前中はプロジェクトBのクライアントミーティング。ランチ後は部下であるジュニアスタッフとの面談を行います。パフォーマンスのフィードバックを行うとともにキャリア相談などを受けます。夕方には翌週月曜日に迫るプロジェクトCのクライアントミーティングに向けた資料の最終化が無事終了し、1週間を終えることができました。

シニアスタッフになると担当するプロジェクトの数も増えてくるので常にクライアントミーティングに向けた準備をし続けているような感覚になるかもしれません。このランクの時点で既に、「ひとりで仕事をやりきること」は不可能ですから、チームビルディングを上手に行い、上司や部下と良好な関係を築いてチームとしてアウトプットを高める意識が重要となるでしょう。

能力は高いけど人に任せたくない人が最初に行き詰まるのがこのランクかもしれません。

まとめ

  • コンサルファームのシニアスタッフレベル(シニアコンサルタント/シニアアソシエイト/シニアアナリスト)は複数プロジェクトを兼務し、スタッフを上手に活用してチームとしてプロジェクトデリバリーを行うリーダー的役割を担う
  • クライアント会議や社内会議の数も増えてくる中でいかに時間をやりくりするかが腕の見せ所

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