コンサルタントと資格


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学生の方と話をしていて話題になることも多いトピックです。今回の記事ではコンサルタントをしていて必要な資格があるかどうか、併せてコンサルティングファームにおける資格取得の補助制度等についてもふれていきたいと思います。

コンサルタントの資格取得状況

まずは、コンサルタントが実際にどのような資格をどの程度の割合で取得しているのでしょうか。

資格の分類 資格の例
会計系 ・簿記
・公認会計士
IT系 ・基本情報
・応用情報
・プロジェクトマネージャー
・PMP
経営系 ・中小企業診断士
・MBA

コンサルタントが取得する可能性がある資格の代表例をあげてみました。
この中で、簿記2級と基本情報については内定者時代の課題になっているファームもあり、比較的保持しているコンサルタントの数も多いのではないでしょうか。ただ、それ以外の資格に関しては、取得者もいるものの全体としての割合は限られている印象です。

MBAに関してもひと昔前まではコンサルタントはMBAを取得しているイメージがあるかと思いますが、近年ではそこまで一般的ではなさそうです。特に総合コンサルティングファームの新卒入社者の多くは大学・大学院から就職するため、MBAを保有していない状態で入社します。そして入社後にMBA取得のためにファームを離れるコンサルタントもあまり多くない印象です。パートナー(役員)クラスになるとそれなりの割合でMBA保持者がいるものの、それ以下のランクだと10%に満たない感覚でしょうか。

コンサルファームの資格取得補助

人材で勝負するしかないコンサルティングファームにおいては自己啓発を支援する制度は比較的整っていると思います。僕の場合、2社のコンサルティングファームを経験していますが、同僚の転職先のファームも含めて自己啓発支援制度はどのファームにもあるようです。

上記に掲げたような資格を取得したタイミングで資格取得の実費に加えて報奨金数万~数10万円程度を出してもらえるようなファームも少なくありません。
(もっとも、受からない限りはいくら投資をしても費用負担してもらえないので、そうした点も含めて実力主義といえるでしょうか。)

また、戦略系ファームであればMBAの費用負担もしています。社内の選考プロセスを通過する必要があるものの、滞在費・学費等含めて負担をしてもらえるのは金銭的にもかなりの補助になります。

コンサルタントにとって資格は必要か

では、コンサルタントにとって資格は必要なのでしょうか。
大前提としてコンサルタントの仕事は資格業ではないので、例えば医者・弁護士・会計士等のように資格がないと仕事ができない職業ではありません。

結局プロジェクトに入ってしまえば、学歴・資格等はどうでもよく、いかにクライアントに価値を発揮できるかが重視されるので、資格を保有しているという事実よりはその過程で身につけた知識・経験をいかにプロジェクトに繋げることができるかが大切でしょう。

ただ、官公庁系のプロジェクトや他ファームと競合した場合のコンペ等では、資格取得者数が一つの評価指標になることも珍しくはないので、ファーム・一部の部門においては特定の資格(PMP、MBA等)を保持しているメンバーを一定人数揃えておきたいといったニーズもあります。

また、転職や部門異動を考える場合には資格は客観的に評価する一つの材料としては活用できるので、節目のタイミングで資格を取得しておくことはその後のキャリアにとってはいいことなのかもしれません。

僕自身も前職のITコンサルティングから転職する前にIT系の資格をいくつか取得しました。これまでプロジェクトで経験してきた内容を体系的に勉強し直すことができたので、そういう意味でもいいタイミングだったのかなとは思います。

まとめ

  • コンサルタントの業務は会計系、IT系、経営系の各種資格と関連がある
  • 各社の自己啓発支援制度は確立されており、資格取得により報奨金が支払われる
  • 資格取得がコンサルタントの業務に直結するわけではないが、プロジェクトで培った知識・経験の総括やキャリアアップの材料としては有用

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